平成13年4月に、5代目代表世話人を仰せつかってはや1年がたった。
設立当初から、世話人としてこの会に関わってきたが、早くも10年が経とうとしている。何と時間が経つのは早いのだろう…。
バブルがはじけて業界が意気消沈し、ある者は人に裏切られ、ある者は信用を失い、多くの人が茫然自失の時期にこの会は発足した。今一度、慶應を愛した塾員が集まり、お互いの信頼の元に、一から仕事をしようではないか、というのがこの会の趣旨であった。それから10年。今や会員240名を数え、その活発な活動と、「会を通じて仕事をしよう」を実践するユニークな三田会として、多方面から注目を浴びるに至った。何とも不思議な会である。
和久峻三氏講演会 平成13年6月
多くの会員が仕事が忙しい中集まって来てくれる。世話人たるやまさにボランティア活動である。世の為、人の為、会の為に貴重な時間と金をさく。手間暇かけて愛情を注ぐと素晴らしい花が咲くという。きっとこういう会の運営も同じ事なんだなと思う。10年間で一番悲しかったのは、精力的に会発足に奔走された発起人の西岡泰彦先輩がお亡くなりなられた事。一番嬉しかったのは、メンバーが倒産の憂き目にあった時、他の多くのメンバーから励まされ、そして同じ会員の弁護士の尽力で立ち直るきっかけを得て、彼が「この会のお陰です」と言ってくれた事。
今の世の中、楽な仕事なんかありはしない。ズルやインチキが横行する世の中で、この会を通じて、真摯な気持ちで仕事に取り組まれる先輩に学び、意気軒昂な後輩に元気を貰いながらこの会の発展に微力ながら尽くしたいと思う。この会を通じて、一生付き合える友人を一人でも多く作りたいと思う。
最後に代表世話人として一言、「関西不動産三田会」を今後ともよろしくお願い致します。
第6回東西合同ミーティング 平成13年10月
藤岡幸夫氏講演会 平成14年3月