関西不動産三田会 回顧録(喜多)

平成五年に勤めていた信託銀行を25歳で退社し家業である大阪の不動産会社を継ぐことになりました。引継ぎが一段落したころ大阪では不動産業としての人脈もなく不安に思っていた時に紹介されたのが関西不動産三田会でした。その当時は創立2年目で会員数も六十名強でしたが会をどうしていくかと事務局の佃先輩を中心に試行錯誤しながら熱気をもって取り組んでいたことを思い出します。私も2年目からは情報部会の世話人として活動しその活動をすることで不動産業界での人脈も広がっていきました。

その後、関西学院、同志社との連携も始まり不動産三田会、中部三田会との交流も始まり会員数も順調に増えていき240名を超えるほどとなりました。不動産業界やその関連業務の方々と知り合うことにより実際に不動産取引も数々させていただきましたし、お仕事を発注することも多々あります。お互いの信頼をもって仕事につながることが会の目的であり、継続発展するために必要なことですのでこれからも信頼を損ねないような仕事をしたいと思っております。

 仕事だけではなくゴルフや旅行などの親睦行事もいろいろな思い出があります。海外研修にも何度か参加させていただき普通なら行けない場所や知り合えない先輩方とご一緒させていただく機会も得られたのが当会の魅力です。コロナのため親睦旅行も数年行けておりませんが再開していただくことを楽しみにしております。また会員の皆様もぜひ参加していただきたく思います。この会を満喫するのにまた先輩方と親しくなるのに一番の近道です。

 いつかはその時が来るかとは思っておりましたが福川先輩の後を引き継ぎ平成二十九年いよいよ代表世話人に就任することになりました。今まで世話人として長年代表をサポートしてきたつもりですが自分が代表になると感覚がずいぶん違ってきました。また事務局はじめ世話人の皆様の活動のお陰で会が廻っていくことが実感できました。任期中に記憶にあるのは創立25周年を兼ねたオール不動産三田会です。企画から設営、運営、当日のあいさつ、ゴルフ、親睦会、2次会と嵐のような目まぐるしさでしたが今では良い思い出です。今年こうして30周年を迎えることができますのも世話人はじめ会員の皆様の思いあってのことです。「仕事をする三田会」として今後も微力ながら協力させていただきたく思い回顧録とさせていただきます。

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