第3代 代表世話人 岸本光正氏(S40・経) 平成9年4月~平成11年3月 就任

私は平成9年4月より2年間代表世話人を務めさせていただきました。当初西岡さんの発案で会が発足し、初代和田、2代山本両先輩代表や、幹事の御努力で、やっと会員数も百数十名を数えるようになり、毎月の活動もほぼ現在の形になって来た頃です。しかし経済情況といえば、住専問題に続いて9年末の山一倒産やアジア通貨危機の中で日本経済の不安が加速して行った時代です。
外からはハゲタカと称されるファンドが日本の不良債権、特に不動産を狙って上陸して来ました。いわば日本の構造問題を、外から直接介入される初体験の時代でありました。その中で2年間計19回の講演中、月例会では、不動産に関するもの7件、情報部会では特に不動産の証券化について勉強会を始めました。

不動産三田会(東京)創立10周年記念式典 平成10年5月
兄貴分の不動産三田会(東京)では創立10周年を迎えられ、記念式典に当方も多数馳せ参じたのですが、鳥居塾長がアドリブで不動産取引のGDPに対する影響について話をされ全員驚かされたのは記憶に新しい所です。
又、長崎、佐賀の旅行では、当地三田会の会長で、ハウステンボスの松田会長と、佐賀銀行頭取の指山会長にお世話になって来ました。いずれの場合でも、我会は会員同志の情報を共有しそれを使ってビジネスをする(金を儲ける)そしてその一部を会に寄付するという、一般の同窓会では御法度というべき行為を、堂々とやっている事に驚きの眼をもって迎えられた事は、少々いい気分で嬉しい事でした。

長崎研修旅行 平成10年10月

そんな当会も本年でもう10周年かと、些か感慨の念と、塾長は変わられましたが、学校への寄付をよろしくという声が、聞こえる気がします。今後は会員の皆さんの総意がどの方へ向くのか解りませんが、会設立の趣旨を再確認すると共に、新しい時代を切り開く同窓の会として、変革してもらいたいと思います。いずれにせよ、幹事の皆さんの仕事は大変な量となっています。会員数も、岩村、谷口両代表の時代に二百数十名を超えて来ました。西岡さんが生きておられたら、さぞ驚き又喜んでくださる事と思いながら。合掌


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